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アルバートエドワードフィリップヘンリーヨーク(アルバート・エドワード・フィリップ・ヘンリー・ヨーク) グレートブリテン貴族のハードウィック伯爵の一。 6代ハードウィック伯。 関連: チャールズフィリップヨーク(2) (チャールズ・フィリップ・ヨーク、父) 別名; アルバートヨーク(アルバート・ヨーク)
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各自投稿した小説を載せていくつもりです
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自分が書いた小説が載せてあります。 見たいときに見て下さいな♪ フォーワールド航界記 フォーワールド100のお題
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小説 リンクをはってください。 理事長物語心のパンドラ
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メンバーによる小説の一覧とリンクです。
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「――って事なんだけど、分かってくれた?」 見滝原駅前のビジネスホテルの一室、説明を終え、映司はその顔をほむらに向けた。 「…………ええ」 納得しかねる、そんな表情を浮かべたままほむらだったが、まどかのいる手前か 素直に首を縦に振った。 そして、その当の本人のまどかといえば、沈んだ表情のまま動かなかった。 「…………」 ベッドに腰掛けたまま、ずっと外に視線を向けたままだった。 無理もなかった。自分のせいでこの街を、そして映司達を危険に陥れかけたのだから。 優しすぎる心を持つまどかにとって、その事実は重すぎるほどに彼女に 大きく圧し掛かっていた。 「まどかちゃん、大丈夫かい?」 そんなまどかに映司は近づき、顔を覗き込む。 「火野さん……」 「っ……」 まどかの側に寄る映司を見て、ほむらの表情が歪む。 大事なものを取られた子供のような、ひどく幼い嫉妬にも似たそれ。 だが、それもすぐ無表情な仮面の奥に消えた。 ほんの数秒も経たずに、いつもの『暁美ほむら』がそこに現れる。 何事にも動じない、人形のような少女が創り上げられる。 しかし、 「鹿目まどか。あの子は君にとって、本当に大事な少女なんだね」 その言葉を聞いた瞬間、また、崩れた。 「なっ……!」 頬に桃色が差し、恥じらいにも似た表情が顔に浮かぶ。 そして、そんなほむらに対し、部屋に備え付けの椅子に深く腰掛け、フィリップは 笑みを投げかける。 いつもの含んだような笑みではなく、普通の微笑を。 「取り繕う必要はない。検索をしなくても、君の様子を見るだけで分かる」 「……あなたに関係ない」 「確かに関係ないね」 くすくす、とフィリップは笑いをこぼした。 ――こういうのも悪くはない。 目の前で必死に自分を取り繕うとする少女の姿に、フィリップは懐かしさにも 似たものを覚えた。 そして、その脳裏に映るのは、家族、園咲家の姿。 風都にガイアメモリをばらまき、犯罪を誘発させていたミュージアムの中核にして その創設者、園咲家。 仮面ライダーWとしての戦いは、そんなガイアメモリを使ったドーパントとの戦い。 同時に、彼、フィリップにとっては家族との戦いだった。 大事なものを守ろうとして守れず、理解しあえず、果たして、何度苦しんだだろう。 傷つけられ、傷つけ、手をとりあえず、何度胸を痛め、もがいただろう。 しかし、そのたびに相棒に支えられ、仲間達に支えられ。 様々な苦しみを乗り越え、そして、最後に分かり合えた。 今はもうこの世になく、地球と共にある家族をフィリップは想う。 未だに苦いものは胸にあるが、もう、それは自分の中で整理できた記憶。 それは、自分という存在の本棚に納められた『思い出』。 「ふふっ」 彼女を見てそんな事を思い出す自分が妙に可笑しくて笑いがまたこみあげた。 「なにがおかしいの」 「いや、別に」 穏やかな笑顔のままフィリップは答える。理由は分からないが、目の前にいる 暁美ほむらという少女に、フィリップは興味以上の感情を持ち始めていた。 それは、まるでもう一人の自分を見ているような。 「――んで、何時になったら話を始めるんだ、フィリップ?」 「おっと」 さも退屈げな相棒の声に、フィリップは現実に戻る。 部屋の隅へと視線を移すと、そこには翔太郎とさやかが。 「いやはや済まない、翔太郎。すっかり忘れてたよ」 「忘れてたってお前なぁ……」 はぁ、と大きな溜息が一つ。そして、たはは、と苦笑いが一つ。 「まあ、良いや。とりあえず、こうして集まったって事は話があるんだろ? 始めてくれよ、フィリップ」 「ああ、任せてくれ翔太郎」 そして、フィリップは何処で買ってきたのか、大きな白い紙とペンを取り出すと それに一気にこれまで起きた事項を全て書きなぐり始めた。 瞬く間にこれまでの事が矢印で関係性を結ばれていき、理路整然と 纏められていく。 それを、映司も、まどかも、ほむらも、さやかも、呆気に取られて見ていた。 「とりあえず、こんなところかな」 そして出来上がる相関図を、この場にいる全員が覗き込む。 魔法少女と魔女の関係、鳴海探偵事務所と火野映司とまどかたちの関係、 ヤミーとグリードの関係、それらが全て一枚の紙の中に在った。 「鹿目まどか」 「は、はひ!?」 フィリップにいきなり名前を呼ばれ、まどかが飛び上がる。 「君はヤミーの親にされた。間違いないね?」 「……はい」 事実を突きつけられ、しゅんとうなだれる。 「あなた……!」 「ちょっと!」 それに抗議の声をさやかとほむらが上げるが、フィリップはそれを 手で制する。 「ヤミー。グリードが人間の欲望を元に生み出す怪人。その性質は親となった 人間の欲望に基づく」 室内をフィリップが歩き始める。 「これまでの行動を見るに、君の欲望を再現して生み出されたヤミーという 事になるが、ふむ」 フィリップは、ブツブツとああでもない、いやしかし、と問答を始めた。 「あ、あの左さん? あれって……」 「ああ、あれ。いつもの事だから気にすんな」 軽く引いているさやかに、翔太郎はそう答える。 「火野映司、あのヤミーは君の知るヤミーとは違うというのは本当かい?」 「ん……ああ。今まで、あんなヤミー見たことない」 「そうか」 床においた紙にフィリップは更に事項を書き足していく。 「なるほど、ゾクゾクするねぇ……」 段々と書き込まれていく情報量は増え、それが何故か、まどかを中心にして 広がる放射線になっていく。 「あ、あの……」 砂場ではしゃぐ子供のようなフィリップの背に、まどかが声をかけようと した瞬間だった。 「よし、できた」 「ひゃっ!」 スっと立ち上がったフィリップに驚き、まどかがまた飛び上がった。 「んで、どういう事だ、フィリップ?」 「ああ、翔太郎」 翔太郎に向かってフィリップは満面の笑みを浮かべた。 「完全な―――情報不足だ」 「たっはぁっ!!」 翔太郎は、ずっこけた。 「おま……フィリップ!?」 「鹿目まどかを中心にして、何かしらの事象が動いている事は分かった。 がしかし、なぜ、鹿目まどかを中心にして物事が動いてるのかが理解できない」 そうやって、フィリップはまどかへと視線を向けた。 「教えてくれ、鹿目まどか。君は、いったい何者だい?」 「わ、わたし……」 そう言われても、まどかには答えようがなかった。 まったく思い当たる当てがないのだ。 確かに、キュゥべえには『素質がある』、『最強の魔法少女になれる』とは言われた。 だが、何のとりえもない自分にそんな事が出来るはずもない。 もし出来ていたなら、昨日、マミさんが死にそうになった時、奇跡を起こして 助ける事だってできたはず。 でも、できなかった。 そう、そんな自分が何者であるはずがないのだ。 自分は何のとりえもない、ただの中学生なのだ。 「ごめんなさい……」 「ふむ」 首を横に振るまどかに、フィリップは自分の顎に手をやった。 まどかから情報を引き出せるとは、フィリップ自身も大して思っていなかった。 美樹さやかという友人を置く事で安心させて、何かしら手に入ることを ある程度は期待していなかった訳でもないが。 だが、フィリップの目的としては、むしろ彼女ではなく――。 「……ふむ」 ――大きな動揺を見せる暁美ほむらの方にあった。 「暁美ほむら」 「っ!」 ビクン、とほむらが体を震わせた。 「そろそろ、君の持つ手札を僕達にも見せて欲しい。 これまでの君の行動からおおよその見当はついているが、できれば君の口から聞きたい」 「そ、それは……」 その目は、明らかに見抜いていた。 確信を持って、ほむらを射抜いていた。 これまで、何度も繰り返してきたループ。その中で誰もそれに気づく事はなかった。 いや、説明しても誰も信じなかった。 左翔太郎の横で、何も分からず戸惑いの表情を浮かべる美樹さやかなんて、その筆頭。 まどかだって、殆どの場合、そう。 だからこそ、今起きている異常な状況にほむらは考えを纏めきれなくなる。 話してしまう? 話して、助けを求める? でも、それで本当に助かるの? 信じてもらえる? 今まで、信じられる事なんて殆どなかったのに? リスクを背負える? まどかを本当に助けられる? 頭の中で多くの疑問が浮かんで、浮かんで、満杯になる。 これまで起きた事のない出来事に、頭がパニックになる。 対処法が分からない。 初めて起きた事にどんな選択を取れば良いのか、分からない。 しかし、だが、しかし。 「ほむらちゃん……?」 「まどか……」 まどかの顔を見て、思いが定まった。 そう、今やってる事は全てまどかを救うためにやってきた。 これまで、ずっと、そうだった。 だったら、これからも、それは同じ。 ほむらの中で意思が固まる。 今、再び問われた問いに対して、今度こそ真実を明かそう。 自分という時間遡行者の真実を明かそう。 そして、今度こそ、まどかを――。 『うん、それは僕も知りたいね、暁美ほむら』 そこに、アレはいた。 部屋の窓辺、あの白いバケモノは平然とそこにいた。 「キュゥべえ!?」 まどかが、ソレに気づいて声を上げる。 「キュゥべえ? え、なんだ? フィリップ?」 「翔太郎、君には見えてないのかい?」 「いや、だから、何が?」 キュゥべえは、訳も分からず顔を右左に振る翔太郎の足元をすり抜けて 焔の前へとやってくる。 「キュゥべえ……!」 『暁美ほむら。僕は君に何度も攻撃をされている。被害を受けた僕としては その理由を聞く権利があると思うんだけどな』 赤い瞳が、ほむらに注がれる。 「誰が……! だれが、お前に……!!」 一瞬で、目の前が真っ赤に染まった。 脳内化学物質が、怒りで一気に放出される。 瞬時に戦闘衣装に変わり、その右手にまた拳銃が握られる。 狙うのはキュゥべえ――いや、インキュベーターの眉間。 しかし、だがしかし。 「――だめえっっっ!!」 「っ!!」 その前に、また、まどかが。 その姿に、一瞬動きが止まる。 それが、ほむらにとってのミス。 「ちょ、ほむらちゃん! なんてモンを持ってんだ!!」 「あ……っ!!」 次の瞬間、翔太郎によって拳銃が奪われる。 「転校生……またアンタ!!」 「ほむらちゃん……なんで、キュゥべえを傷つけようとするの? キュゥべえは、何も悪い事なんて……」 違う、違うの。 そうじゃないの。 口に出して、思い切り言いたかった。 だが、言えない。 『暁美ほむら……君はまた……』 この、バケモノがいる前では、絶対に。 「っ……ぅぅぅ……!!」 唇を強く噛み締める。血が出るほど、強く。 「ったく……何なんだよ、コレ一体なんなんだ?! いきなり、まどかちゃんに銃を向けて、いったいなにがどうなってんだよ!?」 翔太郎は明らかに事態についていけなかった。 翔太郎の目には、いきなりほむらが激昂してまどかに銃を突きつけたように しか見えていなかったのだ。 だが、それは翔太郎にとっては仕方のない事。 翔太郎にはキュゥべえは見えていなかった。 「ほむらちゃん、いったいなにがあったんだ? まどかちゃんは君の友達なんだろ? なあ、おい!?」 彼女の肩に手を置き尋ねるが、しかし、その視線はずっとまどかに向いたまま。 そして、次の瞬間、 「――あ?」 ほむらの姿が消えた。 部屋の中に、もう、ほむらの姿はなかった。 イリュージョンと呼ぶには完璧すぎるほどに何の痕跡もなく、先程奪ったはずの 拳銃も綺麗サッパリと翔太郎の手の中から消えていた。 「……! 翔太郎、此処は任せた!」 「は!? あ、ちょ、フィリップ!?」 いきなり部屋を飛び出すフィリップに反応も出来ず、へっぴり腰のマヌケな 姿のまま翔太郎は見送るしかなかった。 焼け付くような胸の痛みと共に世界が動きだす。 見上げた先には、ほんの一瞬前まで居たホテル。間近にあるというのに、今はその距離が果てしなく遠く感じる。 「っ……」 込み上げるのは悔しさ、自然と目頭が熱くなる。 心はズタズタに引き裂かれ、全身は酷く重い。 しかし、それも全て自分が招いてしまった失態。 インキュベーターを見て激昂し、よりにもよって、まどか達の前で あんな真似をしてしまった。 短慮に過ぎた行い、悔やんでも悔やみ切れない。 ようやく掴めたと思ったまどかを救うための道を自分で断ってしまったから。 「私……私、は…………っ!」 悔しさ、辛さ、悲しみ、そんなもの全てが一緒くたになる。 無限にも等しい旅の中で幾度ともなく繰り返し、乾き切ったはずのそれが溢れる。 目に映る全てが歪み、歪み、そして――。 「――暁美ほむら」 その声が、ほむらの耳を打った。 「ぁ……」 振り向いた先、そこにいたのはフィリップだった。 零れそうになった涙を湛えたまま、彼と視線が合う。 「ふむ……空間への干渉か。しかし、それだけでは翔太郎の手から 拳銃を奪い去った事への証明は難しい」 「何を……」 フィリップは、ほむらの様子に動じる事も反応も示す事なく近付いていく。 そして、彼女の目の前に立つ。 「実に興味深い」 その微笑は、ただただ純粋に好奇心。 だが、今、その好奇心は『暁美ほむら』自身に向いていた。 フィリップの瞳がほむらを貫く、その心を見透かすように。 それに、ほむらは揺らぐ。 ――それは、不思議な高鳴り。 「暁美ほむら、僕は君について検索を行なった」 「…………」 答える事は出来なかった。 しかし、それでも彼の言葉は続く。 「君が病気から快復したのが一ケ月ほど前。 そして、その日からの君の行動を僕はアキちゃんと共に追ってみた」 それは、式の証明を行うように朗々と。 「実に興味深かった。君の行動は、常に鹿目まどかに関連する場所に限定されていた。 しかも、その行動は、彼女の後を『追う』のではなく、『先回り』をしてだ」 「……!!!」 その微笑が魔的なものを帯びる。 「暁美ほむら、君はHG・ウェルズを知っているかな?」 「……え?」 いきなりの話題転換、頭がついていかない。 困惑するほむらを、しかし、フィリップは微笑を湛えたまま見つめ続ける。 「どうだい?」 「HG・ウェルズ……………タイムマシン?」 「そう、その通り。タイムマシン、古典SFとして最も著名だ」 「それで?」 「タイムマシン、タイムトラベル、タイムリープ、人間は時に干渉する力を求めて止まない」 顎に手をやり、フィリップは更にほむらの顔を覗き込んだ。 その瞳が、また、深くほむらを見透かすように貫いた。 そして理解する、今度こそ間違いなく。 「ぁ……!」 「ふふっ」 「あ、あなた――!」 しかし、それを遮るように、フィリップは自分の口元に指を当てて笑んだ。 「暁美ほむら、焦る事はない」 「で、でも……あなたは!!」 そして、再び微笑。フィリップがほむらの目線まで背をかがめる。 「時として、沈黙は言葉にする以上に全てを語ってくれる。 僕が必要とする情報は、今、君からもらった。つまり、そういう事だ」 「で、でも――!」 「暁美ほむら」 これまでにないほど優しい微笑が、ほむらに向けられた。 そして――。 「君はもう『繰り返し』、『求める』必要はない」 ただ、一言。 包み込むように、穏やかに。 「――――あ……あぁっ!」 その言葉、無限の中で何度も聞きたかった言葉。 その言葉を、今、目の前の彼は。 「わ……わた、し……わたし!!」 もう、抑え切れない。ぼろぼろと、零れる。 次から次へと。 もう、枯れ果てたと思っていたのに。 ――涙が、溢れ出す。 「っ……フィリップ……さっ……」 はぎ取られた仮面、涙でぐしゃぐしゃになった顔を、ほむらは彼に晒した。 そんな彼女の頭をフィリップは静かに撫でる。 二人の間を見滝原の風が吹き抜けた。 それは、今までと違う、爽やかな風 BACK 4 partB Next 5 partA
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大聖堂 (上) (ソフトバンク文庫) 言葉で説明なんてできませんただひたすら面白いだけです。これより面白い小説あったら教えてください、是非。(黒澤) 大聖堂―果てしなき世界 ―ケン・フォレット 上記の大聖堂の続編。前作から非常に長い間が空いた続編となります。フォレット曰く、「前作と同じくらい読者を楽しませられるのか」という問いの答えとなる作品。舞台は前作から約二百年後のキングスブリッジ。大切なことの本質は中世も今も変わらず、不変なのだということを考えさせられる今作。続編でがっかりする作品も多い中、続編も変わらずに楽しめる作品。前作を読んでいなくても楽しめますが、私としては前作からの続きとして読んでほしい。(黒澤) 佐藤泰志作品集 ―佐藤泰志 作品集全体というよりも寧ろ、その作品のうちの一つ「海炭市叙景」をお勧め。物語の始まりは貧乏な兄妹、そしてその兄妹を根底に話は進む。海炭市にすむ様々な人間を描くことで海炭市を浮かび上がらせる。佐藤泰志の遺作、そして完結はしていません。ちなみにこれ2009年度の駿台の何かの模試の現代文で出題されました。値段は作品集とあって、高め。(黒澤) 変身 ―カフカ 変身・・・。うむむ、いいタイトルだ。主人公がある日毒虫に変身してしまう悲喜劇。こう書いてしまうと三文小説の香りがプンプンするが、独特の設定をキチンと生かして淡々と描かれている。周囲も自分すらも毒虫への『変身』に無関心なのは現代人の無気力さに通ずる部分があるかも。『現代実存主義の文学の先駆』なんて小難しいこといわれるが、そんなこと気にせず読める傑作である。短編で安く手に入るあたりもオススメ。(高星) 江戸川乱歩全集 第3巻 陰獣 ―江戸川乱歩 ミステリー作家として高名な江戸川乱歩の全集の一冊。有名な明智小五郎が登場する探偵ものは収録されておらず、ひたすらにエログロを突っ走っていく青少年の教育上良くなさそうな作品が満載。疲れてる時や欝な時に読むと、本当におかしくなりそうである。特に『芋虫』『踊る一寸法師』なんてもう・・・。ホラー好きにはたまらない巻か。(高星) アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫) 世界的に非常に高い評価を受けている超名作。全編を通じて語られるテーマは「夢と運命」。羊飼いの少年は、王様や錬金術師との出会いを通じて人の運命とは何なのかを理解していきます。 「お前が誰であろうと、何をしていようと、お前が本当にやりたいと思うときは、その望みは宇宙の魂から生まれたからなのだ。それが地球におけるお前の使命なのだよ。」 「自分の運命を実現することは、人間の、たった一つの責任なのだ。全てのものは一つだからな。お前が何かを望む時には、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるのだよ。」 この本を読むまえと読み終わった後では、世界に対する全ての見方が変わるはず。(黒澤) 床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫) 借り暮らしのアリエッティの原作。映画も僕はかなり好きですが、内容そのものは原作の方が分かりやすく深い。物語の中の動物は、人間を「主人」のように見ており、自分は人間に従属している生き物なんだと考えているように描かれている場合が多い。それは明らかに人間を世界の中心と見なしており、環境問題を引き起こしたその根本と繋がる思考である。 だが借り暮らしの人間は違う。人間は「借り暮らしの小人を生きさせる為に」存在しているものであり、彼女たちの世界の中心はまぎれもなく「借り暮らしの小人」それ自身なのである。そしてまた「借り暮らし」とは言うものの、人間視点で見ると明らかに「借り」ではなく「盗み」の部類にはいる行動で生きている小人たち。だがそれは我々人間が、たとえば火を燃やすのに石炭を使う事と同じだと小人は言う。人間はそれを「(自然から)石炭を盗む」とは言わない。人間は奪うことに慣れ、奪われる事に慣れていなさすぎる。だから同等の行為でもする側に回ったときとされる側に回ったときで、こうも印象が違うのである。 人間と同じように、自らの種を中心に考える小人の視点を通して世界を見ることで、この小説の中で世界への視点の切り替えをすることができる。さて、我々人間は世界のどこに視点を置くべきなのだろうか。良い児童文学は大人も楽しめるといいますが、その典型。映画の方もおすすめ、内容は賛否両論ありますが、映像音声は傑作。(黒澤)
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365日. ちうさん 著 好きって言ってよ。 杏さん 著 恋愛物語 ささ雪さん 著 ひみつのトビラ ゆいもんさん 著 私が恋した彼は妖精なんだ! ゆいもんさん 著 田舎っ子の恋物語 ゆいもんさん 著 恋と嫉妬と友情と ゆいもんさん 著 萌えます。年下男子(未完) HARUさん 著 桜の華..舞い散る..、 雫さん 著 君を好きになる5秒前(未完) 雷蓮さん 著 恋の歯車 遊さん 著 ☆ジャンル別に戻る
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銀田一 雪さんとシェンフォニー様と後、なんかの話 サスライさん 著 旅人の詩 サスライさん 著 風来坊いろは唄 サスライさん 著 死のゲーム (㍊゚д゚㌫)@J(ジェイ)Jさん 著 アルバム ささ雪さん 著 死神道 ささ雪さん 著 廊下は止まれない 都粒さん 著 DARK EATER カロンさん 著 ☆ジャンル別に戻る